こんにちは!つけ丸です!
今回は銀行との交渉において重要な、「シェア率」という考え方についてお伝えしていこうと思います。
銀行側にメリットを享受してもらいながら、自分も良い条件を勝ち取るためには必須の考え方なので、せどりや事業で融資を受けようと思っている方には参考になると思います。
それではいきましょう!
そもそも銀行のシェア率とは何か?
シェア率と聞くと、「その市場で自分の会社のシェアがどのくらいあるか?」という感じで何となく意味が分かると思います。
こと銀行においてのシェア率という考え方になると、下記になります。
「その会社が取引している銀行がいくつかあるとすると、それぞれの銀行からいくらの借り入れをしているのか。その借入の合計額のうち、うちの銀行の借入額は何%なのか?」
です。
また、これは借入の場合ですが、預金残高についても同じことが言えます。
具体的に私の会社の例でみてみますと、下記の通りになります。
「A信金のシェア率はどのくらいになるか?」
借入金の残高
A信金…5,000万円
B銀行…3,000万円
C銀行…2,000万円
借入金合計…10,000万円
なので、A信金の借入金のシェア率は、5,000万円÷10,000万円=50%となります。
※預金についても同様です。
銀行側は、預金の残高も増やしてほしいですし、借り入れについても増やしてほしいと考えています。そのため、基本的には預金のシェア率も借入金のシェア率も上げてほしいというのが銀行側の思いですね。
銀行側の理想は、借入も預金も両方増やしてほしい!ということは…?
銀行側の理想としては、借入が多くて預金が少ないとあまり良い思いはしません。
預金残高というのも、銀行の営業マンの評価に繋がりますので、預金が少ないというのは評価が下がる原因になります。
営業マンの交渉としても、「たくさん貸しているんですから、預金も少し増やしてくださいよ」とお願いしやすいですよね。なので、融資は受けているけどあまり預金は無いという銀行があると上記のような交渉をしてきて預金残高を増やすように言ってくる場合があります。
銀行の営業マンが一番納得するのは、「借入金のシェア率と預金のシェア率がイコールの状態」です。
逆にもしこの状態になっていないのであれば、預金のシェア率が高い銀行からはもっと借り入れができると思いますので、「預金を他行より預けているんだkら、もっと借り入れ増やしても良いですよね?」というスタンスで交渉してみましょう。
私のブログでは度々主張していますが、せどりや物販などの事業は特に手元のキャッシュを厚くしておくことがとても大事です。
銀行のシェア率という考え方を意識して、銀行交渉をしてみましょう!
以上、参考になりましたら嬉しいです!